歯科の話」カテゴリーアーカイブ

愛知県歯科医学大会

今日はzoomで、愛知県歯科医学大会を聴講していました。

理由は、メチャメチャ仲の良い同級生、渡辺崇広君が、プログラムの最後に1時間半の講演をしたからです。
あだ名は、顔や雰囲気が似ているということで「つよぽん」でしたが、登壇した彼は、つよぽん以上のイケメンだったと思います。
余談ですが、天才ピアニストでもあります。しかし彼は、必ずこの点については否定をするでしょう。
そうなんです、本当に彼は、謙虚なんです。
すぐに有頂天になって調子に乗る僕とは真逆なのかもしれません。
あまりプライバシーを書くときっと叱られますので、この辺で。

新型コロナウイルスについての、膨大な最新知見の整理と感染対策、ワクチンについてお話しされていました。
プログラムを見た時、1時間半持つのかな?なんて思っていましたが、
その逆で、本当にギュウギュウ詰めに押し込んで、ギリギリ一杯の感じでした。
と言っても、大変にユーモアもあり、分かりやすく、
専門的なことは理解できなくても、臨床においてはこういった運用が大事!みたいにポイントが伝わる工夫もされていました。
友達だからのヨイショではなく、完璧な内容、流れに、度肝を抜かれました。

彼の演奏を録音したものがCDに残っています。僕達2人の歯学部卒業記念CDです。
僕が録音しましたが、アドリブでオーバーザレインボーを3回弾いてくれたあと、
彼が「どれでもいいよ!」と言ったことが、忘れられません。
その3回は、全く違う演奏だったからです。
アドリブでも起承転結。
こういった流れを作る才能があるんでしょう。
あ、またプライバシーを書いてしまった(笑)_(._.)_

しかし今回の講演は、アドリブ的要素はおそらく全く無く、もの凄い時間をかけて作り込んだ渾身のものだったように感じました。
研究と臨床と大舞台での講演の準備と、本当に良くやったなと思いました。
と同時に、我が身を振り返ると、なんだか反省するところの多い「明日からまた変わっていこう」という気持ちになりました。
僕のテーマは謙虚です。
特に最近、診療用機器の故障などについて、メーカーさんと揉めたりがありました。

その後も、講演が終わってお疲れの中、僕のライン質問に答えてくれたり、感謝しかありませんでした。
特に、いま七星歯科医院でおこなっている、診療前のイソジンうがいについて伺いました。
現状ではイソジンの効果は分からず、感染経路から考えてもそこまで重要視できない、もっと大切な感染対策はある、という様なお返事を頂きました。
いま現在、イソジンうがいは続けようと思っていますが、大事なことは、もっと他の基本的な感染対策をより徹底して継続していくことだと思いました。

良い一日でした。

それでは、また!。

院長

スポーツマウスガード、マウスピース、その5。

スポーツマウスガードのバージョンアップを試みた結果、この1か月で新作をいくつか作りました。

スポーツマウスガードは上顎に取り付けるのですが、口に入れた時に、下の歯の歯並び、歯型、が反映されていないと座りが悪いです。
皆さんに分かりやすく、うまく表現できるか分からないのですが、書いてみます。

仮に私たちが指を咬んでみた時、指にはしばらく歯のあとが残りますよね?。
この咬んだあとを上顎のスポーツマウスガードの表面(下の歯と咬み合うところ)に付けておけば、下顎の位置が一カ所にピタッと定まります。
普段、上の歯と下の歯が咬み合う時のように、スポーツマウスガードを入れた状態でも、下の歯と正しく咬み合って欲しいわけです。

下顎は、前後左右にずらしたり、開いたり閉じたり、かなり自由に動くわけですが、逆に言うとずれやすい。
ずれることなく、最もリラックスした位置、かつ、食いしばれる位置に、下の歯並びのあとをつけておくことで、
無理なく食いしばれることになり、競技のパフォーマンスアップに結び付きます。

かといって、リンゴをかじったときのように、刺さるようにくっきりと歯並びのあとをつけてしまうと、
何か突然に大きな力を受けてしまった時に逃げ場が無く、かえって歯にダメージを与えてしまったり、
食いしばっていない時にひっかかってしまって、下顎の滑りが悪く、使いにくい、ともなりかねません。
結果、ふわっと柔らかく、歯並びのあとをつけることが大切な様に思います。
パフォーマンスを向上しつつ、歯を守る。理想的です!。

こうした考えで出来上がりました!。

先日、テニスが趣味の方に感想を聞いたところ、明らかにパワーアップしたとのことでした。
今度の方は特殊なスポーツ選手です。
何と言われるかと、楽しみにしています。

—書き忘れていましたので、追記します。—
—価格は1万円(税別)です。これまでは特殊なものを除いて5千円でしたが、お許しください。—

それでは、また!。

院長

特許申請⑦

これまでにも何度かお知らせした内容なのですが、
昨年の7月に「歯科診療用のライトアームに空気清浄機を取り付ける」という発明の特許出願をいたしました。

8月には多くの歯科医師が利用するホームページで「DIY歯科医師がコロナ禍の中で発明したモノ」という記事を書き、
その後は首を長くして審査に通るのを待っていたのですが、本年1月4日、特許を取得いたしました。

「それで今後どうなるのか?」という点なのですが、チェアーメーカーにお知らせというか、アイデアの持ち込みをしていこうかと思っています。
LED方式などで小型・強力化されれば、今後ますます実現可能性は高まると考えています。

同時に、特許企画第2弾もやっています。
面白くて仕方がないから、再度チャレンジをしています。
今度の話は、とてもスケールが大きい話で、本当にワクワクです。

話はちょっと変わります。

歯科治療って、毎日同じようなことをしていると言えば、まさしくそうです。
しかし1本として同じ状況の歯は無く、事前の入念な治療計画が必要な場合が多かったりします。
その反対に、事前に予想していた状況とちょっと違うという、処置中に「あれっ?」という瞬間が起こることも確かです。
この時の緊張感は、ちょっと言葉に表現できない強いものであることも、まれにあります。

こういった経験は全ての歯科医師がしていると思います。
事前であれ、処置中であれ、その都度、様々な知識と経験と科学的根拠に基づいたアイデアで乗り切っています。

であるならば、開業歯科医師(そこで働く歯科衛生士、その他のスタッフ)が生み出した様々な新発見、アイデアがあるはずだろうと思います。
大学の様な研究機関、あるいはメーカーで、日々、様々な新発見、アイデアが生まれているわけですが、
人数から考えれば、これに匹敵する力なのではないかとも思います。

特許(製品)という形にそぐわない、学問的な形の発明は、雑誌等で発表され、歯科界全体でその利益を享受すれば良いわけですが、
その発明を保護し経済的利益を守らなければならない発明もあります。
そのため、いつか「開業歯科医師発明協会」みたいなものができればいいなぁと思い始めています。
なぜなら、特許出願にはかなりの金銭的負担があることも確かだからです。
この負担を緩和する枠組みを備えた協会ができれば、と考えています。

まとまりのない話になりましたが、

それでは、また!。

院長

睡眠時無呼吸症候群

お医者さんからの依頼で、睡眠時無呼吸症候群を改善するためのマウスピースを作りました。

僕はこれを作るのが初めてでしたので、同級生であり友達の、大きな病院に勤めている口腔外科部長に相談しました。
すると彼は「久しぶり~」と言いながら、医院に来てくれました。
その翌日は、この装置の素材メーカーであるエルコデントの方が、医院に来てくれました。
もちろん、その何日も前から、書籍で勉強をしておきました。

そうして完成したマウスピース。
患者さんは「昼間の眠気がすっきりしました」と喜んでおられました。
そして、僕から頼む前に「ぜひブログでも紹介してください」とおっしゃって頂きました。

皆様に感謝いたします。

それでは、また!。

院長

矯正研修会202009

日曜日は下間矯正研修会でした。
前回の2週間前の予告で、ワイヤー曲げの競い合いがあると分かっていましたので、もちろん僕は猛特訓して臨みました。
目指すは「1番」でした。「1番」は大好きです。

3Mというメーカーをご存知でしょうか?。
接着剤や道路標識の文字の原材料、文房具、医療機械、電子機器などで有名な会社です。
矯正装置や矯正材料も出しています。
七星歯科医院の矯正では3M製品を使うことがほとんどなのですが、3Mは高級品です。
そこで、練習用には、大量に買ってある、決して患者さんの口には入れない、同じサイズの韓国メーカーのワイヤーを使います。
何度も曲げると、3Mよりも簡単に折れてしまったりします。

毎日毎日、そして、行きの新幹線の中でも、ワイヤー曲げを特訓しました。
もう充分練習しており、本当はやる必要などなかったのですが、1番を狙いに行く以上、
熱い先生方が大勢いる中で、勝ちにいく以上、妥協はできません。
野球選手が毎日素振りをするのと一緒です。充分ということはないんです。
必勝!!。

結果は「2番」でした!。
皆の手前、謙遜が必要ですので驚いた顔をしましたが、本当は「1番」でないことの驚きでした。
これは生意気な発言ですが、充分に練習した上での必勝態勢だったので、本音です。

でも「2番」でも嬉しかったです。
そういうライバルのいる環境で学べていることへの感謝がありますし、皆を尊重しています。
しかし、本当のライバルは「自分自身」です。
これは兄から教わった考え方です。

今後も今回のように、努力し続けたいと思います。

帰りの新幹線は、熱い先生お2人と一緒で、楽しかったです。

それでは、また!。

院長

もはや「くん」は正しくない?。

将棋の藤井聡太くん、昨日二冠になりましたね!。
やっぱり嬉しかったです。最年少記録ですからね!。

日本中の皆さんと同じように、ドキドキして応援していました。
また、おとついの王位戦第4局1日目、封じ手の場面も、ハラハラしてabemaTVを見ていました。

年齢としては、僕は木村一基九段の方に近いわけですが、
将棋など全く経験のない僕としては、ミーハーに藤井聡太くんを応援しました。

そんな中で思ったこと!。
唐突に歯科の話になります!。
歯科診療での診断について・・・。

僕は悩むことがしょっちゅうです。
患者さんの前でも「うーん・・・」とか言っていることが多いようです。
これは時に、患者さんを不安にさせてしまうようです。
その姿はあまり良くないと、たまにスタッフからも指摘されていますし(笑)、
そんなことでは威厳がないのかもしれません。

歯をルーペでじっくり見てみる、
ピンセットや指で触ってみる、
軽くたたいてみる、
歯周ポケットの深さを測ってみる、
かみ合わせをチェックする、
歯に冷たいものや温かいものを当ててみる、
レントゲンを撮る、
そんなに普及しているとは思えない機械で、電気の刺激を当ててみる、
などなど、さまざまやってみても、それでも診断に迷いが出る時があります!。

お許しください。
藤井聡太くんですら、将棋で「長考」をしますよね!。
僕ごときでは、なおさら「長考」をしてしまいます。
といっても1時間、ということはありません。

間違った診断の結果、間違った処置をするくらいなら、
カッコ悪くても「長考」をします。
時には痛み止めを出したり、出さなかったりして、「もう少し様子を見ましょう」と申し上げることもあります。
一瞬で大抵の判断がつくのが、名人・名医なら、僕には到底無理です。

藤井聡太くんが考えているとき、体が揺れる、頭を抱える、そんな色々な動作・姿に、
真実や答えを追求する強さを見た、人生初めての将棋観戦でした。

それでは、また!。

院長

特許申請⑤

本日、ホワイトクロス(WHITE CROSS)という、歯科医師10万人のうち3万1000人が登録するホームページで、僕の記事が公開されました。

タイトルは「DIY歯科医師がコロナ禍の中で発明したモノ」となりました。
このタイトルは編集者の方に付けて頂きました。
https://www.whitecross.co.jp/articles/view/1731

300人弱?が紹介されている「歯科医療人紹介」ページにも載りました。
憧れる先生方が大勢の中、大変に恐縮でしたが、ますます精進しようと励みになりました。

続いて第2弾企画がありますので、診療と合わせて精一杯頑張ってやっていきます。

それでは、また!。

院長

大阪府の吉村知事うがい発言について。

大阪府の吉村知事は先日、ポビドンヨードを含むうがい薬に新型コロナウイルスを減らす効果が認められたと発表しました。

当院では診療前にうがいをしてもらっているので、皆様から吉村知事発言のご質問を受けることがありました。
そこで僕の考えを書きたいと思います。

ポビドンヨードうがい薬がお口や唾液の中の新型コロナウイルスを、一時的に減らす可能性は充分にあると思います。
これは今回の吉村知事の引用した研究結果からもうかがえます。
僕は、時間的には、1時間くらいではないかと考えていますが、1時間に根拠はありません。
また、お口の中のうがいですから、肺の中に入ってしまっている新型コロナウイルスを減らすことはないでしょう。

次に、新型コロナウイルスに感染しないための予防としての、ポビドンヨードヨードうがい薬の使用には、ほとんど効果はないと思います。
いま口の中に新型コロナウイルスが入ってしまったと考えて、そのたびにうがいをするなら、外出先ではかなり頻回のうがいになり、日常生活は送れないと考えますし、
鼻も含めて覆うマスクの方が、効果的だと思います。

では、新型コロナウイルスに感染させない予防としての、ポピドンヨードうがい薬の使用はどうでしょうか?。
歯科医院では治療中、マスクを外し、お口を開けて頂きます。
さらに、歯を削るなどの際、お口の中の菌やウイルス(場合によっては新型コロナウイルス)をまき散らす可能性があります。
そのために七星歯科医院では、すべてのチェアーに口腔外バキュームが導入されました。
お口の近く、お口の外で、吸い取ってしまうためです。
しかしこれは事後処理です。
そもそも患者さんのお口の中の菌やウイルスを一時的に減らしてから治療にあたることは、
万一の、新型コロナウイルス感染症患者さんから、私たちスタッフや周囲の患者さんへ感染させない予防(万一の新型コロナウイルス感染を受けることを予防すること)に役立つと思います。
この様な観点から、当院では診療前にうがいをしてもらっています。

最後に。では、感染している方への重症化の予防としての、ポピドンヨードうがい薬の使用はどうでしょうか?。
これこそが、今回の吉村知事の引用した研究結果だと思います。
口から、その後肺に入っていくウイルス量を減らせば、重症化を予防できるという考えで、
この様に限定的に解釈するなら、僕は賛成します。

それでは、また!。

院長